80対20 勝つトレード塾 Web速報版

現役経済ジャーナリスト・七面坂仁太郎が教える80対20のトレードシステム。株式投資で資産を増やしたいと思っている貴方のための情報サイト。デイトレーダーが勝ち続けるための投資方法や初心者が間違い易い相場の落とし穴などを一刀両断。 七面坂仁太郎は証券会社で機関投資家の資金運用などを19年担当、自身もデイトレーダー歴18年を誇る。その長い運用経験から20%の力で80%のパフォーマンスを出すための、投資方法や経済の見方を詳しく解説します。

80対20勝つトレード塾
『現役経済ジャーナリスト・七面坂二郎が教える80対20のトレード塾
株式投資で資産を増やしたいと思っている貴方のための情報サイト。
デイトレーダーが勝ち続けるための投資方法や初心者が間違い易い相場の落とし穴などを一刀両断。
七面坂二郎は証券会社で機関投資家の資金運用などを19年担当、自身もデイトレーダー暦18年を誇る。
その長い運用経験から20%の力で80%のパフォーマンスを出すための、投資方法や経済の見方を詳しく解説します。』
株式運用歴37年で現役経済ジャーナリスト・七面坂仁太郎が教える80対20のトレードシステム。初心者からベテランデイトレーダーまで貴方の投資のお悩みにお答えします。 特に、長い低金利で預金からネットトレードにチェンジしたい貴方、毎日、配信する「本日の無料版デイトレード短期推奨銘柄」と 「七面坂仁太郎の兜町FOCUS」をお読み下さい。

2014年12月

現在の様に高値更新を続ける相場に於いては、
マネーマネジメントの巧拙が今後のパフォーマンスを決定します。
つまり、現在の株式ポートフォリオと組入比率が今後のパフォーマンスを決定します。

具体的には、どの様な銘柄を保有するかということと、
1銘柄当たりの買付金額をどうするかということです。
また、株式投資金額総額に対する買付金額の割合をどうするかということです。

例えば、500万円の株式投資金額のネットトレーダーが、
何銘柄で1銘柄当たり幾ら投資するかということです。
また、現状の相場に於いて、
500万円の株式投資金額の何割まで株式を買うのかということです。

これらのマネーマネジメントは非常に重要です。
何故なら、上がった相場は必ずどこかで下がるからです。
言うまでも無いことですが、相場が永遠に上昇するのなら、
株式ポートフォリオや組入比率を気にする必要はありません。
しかし、どこかで下がるのであるならば、
少しづつその時に備えなければなりません。
それがマネーマネジメントの基本的な考え方です。

それらについては、「マネーマネジメント理論・基本編」をお読み下さい。
また、プレミアム会員・レギュラー会員になると、
メールで具体的にマネーマネジメント情報をお送りしています。


★買い推奨 ダイキアクシス 4245 東証2部 株価1,225円 売買単位100株  

1ヶ月以内の目標高値  1,347円(+10%)

「業績チェック」増収増益
今2014年12月期予想数字
売上高319億円(+3.7%)・営業利益8億円(+51.2%)
経常利益9億円(+30.8%)・純利益5.3億円(+31.5%)

「株価水準」超割安 割安 ニュートラル 割高 超割高
「テクニカル」超閑散 閑散 ニュートラル 加熱 超加熱
PER=14.3倍   PBR=1.39倍
RSI(14日移動平均)=70                   RSI(14週移動平均)=70
サイコロジカルライン(14日移動平均)=60%    (14週移動平均)=55%
乖離率    25日移動平均線乖離率=+9.37% 26週移動平均線乖離率=+21.57%


「推奨コメント」

浄化槽大手のダイキアクシスが
12月19日付で現在の東証2部銘柄から東証1部に昇格します。
同社は浄化槽などの環境機器関連事業と
住宅関連商材など住宅機器関連事業を2本柱に事業を展開しています。

今2014年12月期の連結予想数字は増収増益で好調を維持しています。
また、東証1部指定を記念して、
従来11円を予定していた期末配当に記念配当3円を実施し、
年間配当を25円にするほか12月31日時点の株主に対して、
1,000円相当のクオカードを贈呈する株主優待を実施すると発表しました。

同社の株価は5月の630円をボトムに10月に1,280円まで上昇し、
昨日は1,225円となっています。
現在の株価の10月高値1,280円からの調整率は約4%と割安ゾーンに位置しています。
また、予想利益に対する現在の株価はPERが14.3倍・
PBRは1.39倍とバリュエーション面からの株価も割安です。

米格付け大手ムーディーズは日本の長期国債の格付けを
「A1(シングルAプラス)」へ1段階引き下げましたが東京市場の反応は限定的で、
前場は売られたものの後場に入り日経平均株価はプラス圏で推移しました。

押し目を狙う投資家も多かった様ですが、
正に「押し目待ちに押し目なし」となりました。
この様な高値ゾーンでの銘柄選択は、
通常よりも慎重に行う必要があります。

そこで、銘柄選択の基本に立ち戻って頂くために、
銘柄選択の基本を記します。
巷には、「チャート」や「テクニカル指標」だけで銘柄選択を行う魔術師もいるようですが、
「チャート」や「テクニカル指標」だけで継続的に高いパフォーマンスを上げられれば
世界のヘッジファンドは苦労しません。
何故なら、彼らは地道な銘柄研究により、
市場平均を上回るパフォーマンスを上げ続けているからです。

銘柄選択の基本は、まず、業績変化率の良い銘柄を選ぶことから始まります。
その業績変化率とは決算発表による過去の数字だけではなく、
地道な企業訪問などによって将来の数字を予測します。
つまり、今期よりも来期・さ来期の数字を重視します。
そして、好業績銘柄を選別しても、直ぐに買う訳ではありません。
好業績銘柄のチャートやテクニカル指標を分析し、
買うタイミングを探るのです。

つまり、業績変化率で良い銘柄を選び、
チャートやテクニカル指標で買うタイミングを決めるのです。
その様な手順を踏んでいれば、
常に次に買う銘柄のストックができるのは言うまでもありません。

★買い推奨 コシダカHD 2157 東証JQ 株価1,921円 売買単位100株  

1ヶ月以内の目標高値  2,113円(+10%)

「業績チェック」2桁増収増益
今2015年8月期予想数字
売上高436億円(+15.8%)・営業利益49億円(+15.7%)
経常利益50億円(+15.9%)・純利益26億円(+10.1%)

「株価水準」超割安 割安 ニュートラル 割高 超割高
「テクニカル」超閑散 閑散 ニュートラル 加熱 超加熱
PER=13.8倍   PBR=2.93倍
RSI(14日移動平均)=50                   RSI(14週移動平均)=45
サイコロジカルライン(14日移動平均)=55%    (14週移動平均)=55%
乖離率    25日移動平均線乖離率=+2.25% 26週移動平均線乖離率=-0.09%
信用倍率   5.33倍

「推奨コメント」

カラオケチェーンを全国に展開するコシダカHDが
上限50万株・11億円・総発行済株式数に対して2.64%の自社株買いを行います。
実施日は12/3と12/4で同社の株式需給の改善が見込まれます。

一方、同社の今2015年8月期の連結予想数字は、
カラオケ事業が好調で2桁増収増益の予想となっています。
同社の株価は3月の1,300円割れ(8月に1株を2株に分割済)をボトムに10月に2,104円まで上昇し、
昨日は1,921円と現在の株価は安値ゾーンに位置しています。
現在の株価の10月高値2,104円からの調整率は約9%と割安ゾーンに位置しています。

また、予想利益に対する現在の株価はPERが13.8倍・
PBRは2.93倍とバリュエーション面からの株価も割安です。
更に、26週移動平均線に対する乖離率は、
マイナス0.09%と安値ゾーンに位置しています。

米格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスは1日、
日本の長期国債の格付けを「Aa3(ダブルAマイナスに相当)」から
「A1(シングルAプラス)」へ1段階引き下げたと発表しました。

この発表のタイミングは日本市場が取引を終え、
欧州市場へバトンタッチする「空白の時間帯」でほとんどの市場関係者は、
このタイミングを全く想定していませんでした。

従って、明日の東京市場は日本株売りで円高に振れる可能性が考えられます。
つまり、ヘッジファンドのここまでの日本株買いと円売りポジションの手仕舞いを連想させます。
また、「アベノミクスへの不信任投票」と解釈されても不思議ではないインパクトを
ヘッジファンドに与える可能性もあります。

勿論、中期的には日本国債格下げは日本売り(株・円・国債のトリプル安)を覚悟しなければばりません。
いずれにしても、明日の東京市場は波乱含みの相場となりそうで、
選挙公示日に野党を勢い付けるニュースとなりました。


2005年に小泉首相が実施した郵政解散後の総選挙では自民が大勝、
選挙後およそ8ヵ月にわたって日経平均株価は約5割も上昇しました。
もし、似たような展開が実現すれば、今回、
日経平均株価は来年後半に25,000円を超えることになります。

只、その様な展開が期待できるかどうかは解りません。
選挙は水物ですから与党が意外に苦戦するかもしれません。
また、小泉首相と安倍首相を比較しても意味がありません。

しかし、株価を取り巻く環境は「追加緩和」「GPIFの運用見直し」
「消費増税1年半延期」など今回動員した政策以外にも、
「企業の賃上げ」や「積極的な株主還元」などといった継続的な政府の働きかけを考えれば、
株高・円安・景気浮揚が相乗効果となることは容易に想像できます。

只、注意しておきたいのが直近に日本株を買った外国人投資家は、
現物でなく先物に偏重していることです。
「アベノミクス相場」が始まった2012年11月以降、
外国人投資家が2週間で日本株を2兆円以上買ったのは3回しかありません。
量的・質的金融緩和を実施した2013年4月の第1週と第2週、
「アベノミクス」1周年の2013年11月の第2週と第3週、
そして今回追加緩和を実施した2014年10月最終週と11月第2週の3回です。

2013年4月は 先物0.11兆円と現物2.3兆円。
2013年11月は先物0.73兆円と現物1.82兆円。
2014年10月は先物2.29兆円と現物1.31兆円です。

つまり、今回がいかに先物主体であるかが一目で分かります。
従って、言うまでも無く、先物は現物以上に機動的な売買が可能であるため、
外国人投資家が売り逃げる際は株価の急落があるかもしれないということです。
つまり、今回の相場は、今後、
ボラテリティーが高くなる可能性があるということが予想されます。

そして、最後のテールリスクとして自公の惨敗を頭の片隅におくべきです。
今回の総選挙での自公の惨敗とは自公で過半数の238議席を確保できず、
他の野党との連立で何とか政権を維持する場合です。
有り得ないケースですが、今後、何かが起こらないとは限りません。
あくまでもテールリスクとしてですから。

★買い推奨 ポーラ・オルビスHD 4927 東証1部 株価4,215円 売買単位100株  

1ヶ月以内の目標高値  4,636円(+10%)

「業績チェック」増収増益
今2014年12月期予想数字
売上高1,980億円(+3.5%)・営業利益176億円(+10.2%)
経常利益179億円(+0.4%)・純利益97億円(+32.5)

「株価水準」超割安 割安 ニュートラル 割高 超割高
「テクニカル」超閑散 閑散 ニュートラル 加熱 超加熱
PER=27.4倍   PBR=1.37倍
RSI(14日移動平均)=60                   RSI(14週移動平均)=50
サイコロジカルライン(14日移動平均)=55%    (14週移動平均)=65%
乖離率    25日移動平均線乖離率=-0.59% 26週移動平均線乖離率=+0.59%
信用倍率   4.70倍


「推奨コメント」

化粧品大手のポーラ・オルビスHDの業績が好調を維持しています。
同社は今2014年12月期の連結最終利益を88億円から97億円に10.2%増額修正し、
増益率が20.3%増から32.5%増に拡大する見通しとなりました。

また、業績上振れに伴い特別配当を実施する形で、
今期配当を87円から187円(前期は55円)に増額修正しました。
特に、「オルビス」ブランドの刷新効果と、
直販メリットで利益は営業段階から増益ペースを維持しています。

同社の株価は1月の3,300円をボトムに7月に4,780円まで上昇し、
先週末は4,215円と現在の株価は安値ゾーンに位置しています。
現在の株価の7月高値4,780円からの調整率は約12%と割安ゾーンに位置しています。

また、予想利益に対する現在の株価はPERが27.4倍・
PBRは1.37倍とバリュエーション面からの株価も割安です。
更に、25日移動平均線に対する乖離率は、
マイナス0.59%と安値ゾーンに位置しています。


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