日経平均株価超長期月足チャート(http://baseviews.com/chart/nk225-j.html)は、
1949年5月の日経平均株価算出開始から現在までを記録した数少ないチャートです。

たまには休日に超長期月足チャートで昔のチャートを見るのも悪くないことです。

特に、バブル相場初動期の1986年頃のチャートと現在のチャートを見比べてみますと、
類似点が多いことに気が付きます。

30歳以下の人にとっては生まれる前の相場ですが、今後、日経平均株価が2万円を超えると、
参考になるのはこの時期のチャートしか無くなります。

1986年3月の日経平均株価13,043円をバブル相場のスタートとしますと、
日経平均株価は10月の18,820円まで上昇し11月に15,819円まで調整します。

そして、そこから翌1987年11月の26,646円まで棒上げしています。

勿論、この時期と現在の経済状況や相場状況は異なりますから同列に論じることはできませんが、
仮に、日経平均株価が2000年5月の20,833円(ITバブルの高値)や、
1996年7月の22,750円(バブル崩壊相場のリバウンド高値)をゲットしますと、
比較できるチャートはこの時期のチャートしかありません。

この時期の相場を30代そこそこの若手証券マンとして経験した筆者ですが、
当時も今と同じように「いつ天井を打つかと考えながら」の相場でした。

つまり、いつの時代の大相場も常に「懐疑と共に育つ」のです。

従って、目先の上げ下げに集中するのは仕方がないことですが、
相場の体勢感を忘れないことが大事です。