現地2/25のNYダウは+15.38ドルの18,224.57ドルで連日の最高値更新、
今朝8:20現在のシドニードル円は1ドル=118.84円で2銭の円高です。
また、シカゴCME日経平均株価は18,615円から18,630円前後の取引、
WTI原油先物は51.16ドルで+0.10ドルとなっており、
外部環境はこれ以上ない展開です。

24日から25日にかけて各国の株式市場は軒並み上昇し、
NYダウが史上最高値を更新しドイツ・インドネシアの株価指数も最高値となりました。
英国ではFTSE100種総合株価指数が1999年末に付けた最高値を上回りました。
更に、ハイテク企業が多い米ナスダック総合株価指数は10日連続で上昇し、
ITバブル期の高値を視野にとらえています。

また、需給面を見ますと、
2月1週まで売り越していた外国人投資家が、
2月2週に104億円の買い越しに転じ先週の速報段階では510万株の買い越しとなっています。
そして、今週は水曜日までの合計が1,210万株の買い越しと買い越し株数が増えています。

更に、年金の買いが加わっています。
先週からの年金は下値のみならず上値を買う姿勢が市場関係者から指摘されています。
それを裏付けるように、昨夜、国家公務員共済組合連合会(KKR)がポートフォリオの見直しを発表しました。
国内株の比率を従来の8%から25%に引き上げるということで、
今年10月に3共済(KKR・地方公務員共済組合連合会・日本私立学校振興共済事業団)
はGPIFと一元化されることから国内株の比率を引き上げていると見られます。

従って、ネットトレーダーが強気になるのは致し方ありませんが、
インデックスの上昇に騙されないことが大事です。
日経平均株価を先導する銘柄は、どんどん、入れ替わっているからです。

ですので、利益確定できる銘柄は利益確定で実現益を確保しつつ、
新たな割安株を物色するスピード感のある投資スタイルが求められます。